社会人の必需品ともいえるパソコン(PC)。利用していないとき、どの状態でPCを保管しているか――。これをめぐって、インターネット掲示板やツイッターではたびたび論争が起きている。
あなたはつけっぱなし派?スリープ派?それともしっかりシャットダウンする派?
「スリープ運用でなんも問題ない」、「面倒だから」つけっぱなし
ネット掲示板とツイッターを見る限り、寝る前にはしっかり電源を落とすという人が一番多い。
「社の出勤簿がPC起動時間と連動しとるからシャットダウンする」 「つけっぱは早く壊れそうだし、スリープは勝手に解除される時があるのでシャットダウン派」
などの理由があった。
一方で「スリープ運用でなんも問題ない」、「スリープ一択」との主張もまた目立つ。シャットダウンは完全に電源をオフするのに対し、スリープはメモリに作業内容が一時的に保存される。すばやく復帰できるよう、低消費電力状態で待機する機能を指す。そのため、一から電源を入れて使える状態にするのを待つよりも早く利用できる。
一部ではあるが、ツイッターには「PCは基本つけっぱ派」とする人も。記者の知人の20代男性も、会社のPCを「面倒だから」との理由で基本的につけっぱなしにして帰宅している。
かえって電力消費増にも
「起きてる間つけっぱなし お出かけ時スリープ 寝てる間シャットダウン」と使い分ける人もまた多い。一体どれが正しいのか。
電気代を節約するという点からみれば、状況に応じてスリープを使うのが良さそうだ。マイクロソフトが公式サイトに載せている調査結果では「PCから離れるのが90分以内ならスリープを利用する」ほうがお得になる。
同社によると、「シャットダウンの方が節電できるように思えますが、PC で最も電力を消費するのは、実はシャットダウンや起動を実行するとき」と説明している。そのため、短い時間でシャットダウンと起動を繰り返すと、かえって電力を多く消費してしまうそうだ。
「90分以上PCを使わないならシャットダウン、90分以内ならスリープと、両者を使い分けると最も効果的に節電することができる」
としている。