最近も震度6強の「余震」
写真集も改めて出版されている。『2011~2021報道写真集 東日本大震災・原発事故 ふくしま10年』(福島民報社)や、『特別報道記録集 三陸再興 いわて震災10年の歩み』(岩手日報社)は地元紙によるもの。『東日本大震災から10年――災害列島・日本 49人の写真家が伝える"地球異変"の記録』(扶桑社)は、日本の高名な写真家も多数参加している。震災とその後の復興への足取りをリアルに伝える。
このほか、『現代用語の基礎知識』は『別冊 3.11から10年の日本列島──東日本大震災から、コロナ禍の今日まで』、「法律時報」も災害対策や復興に関する法制度について2号連続で特集を出している
死者約1万6000人、行方不明者2500人以上という甚大な人的被害をもたらした東日本大震災。福島原発事故の処理と影響は今も続き、最近も震度6強の「余震」があるなど、終わりが見えない。すべての納税者が、「復興特別税」を払う形で国民的支援を続ける異例の災害となっている。