「鬼滅の刃」アカデミー賞への道 ジブリを超え打倒ディズニー&ピクサーだ

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本命の「2強」作品は

   日本映画の歴代興収記録で、長きにわたり首位にあった「千と千尋の神隠し」を抜き、新たに一位となった「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」。今回の「長編アニメーション部門」の日本作品は他に、スタジオジブリ作品の「アーヤと魔女」、山崎貴監督の「ルパン三世 THE FIRST」、湯浅政明監督の「きみと、波にのれたら」、スタジオコロリド制作「泣きたい私は猫をかぶる」、岩井澤健治監督の「音楽」などがノミネート候補作となっている。

   強敵は国内作品だけではない。同部門では日本映画6作を含む全27作品がしのぎを削る。米映画業界誌「Variety」は、ディズニー&ピクサーの最新作「ソウルフル・ワールド」や、中世からアイルランドで伝えられてきた伝説を描いた「ウルフウォーカー」などがノミネートされると予測。映画ジャーナリスト・斉藤博昭氏の1月29日付記事にも「今年度の長編アニメ映画賞の本命は『ウルフウォーカー』と『ソウルフル・ワールド』で、この2強の争いと言われている」とある。

   ディズニーとピクサーの共同製作映画には、これまでに「ファインディング・ニモ」「アナと雪の女王」「ズートピア」「リメンバー・ミー」「トイ・ストーリー4」をはじめとした、アカデミー賞受賞作がいくつもある。ただ「Variety」ノミネート予測記事の6番目に「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が入っており、決して注目度が低いわけではない。3月15日のノミネート発表が待たれる。

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