「タマゴの世界基準」が変わっている 「鶏卵汚職」で注目「アニマルウェルフェア」

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東京五輪のタマゴにも波及

   「週刊現代」も、1月末から3週連続で「日本のタマゴ」についての大特集を続けている。「『日本の卵』が世界から危険視されている理由」などの見出し。日本のタマゴの一人当たりの消費量は世界二位。しかし、その陰に隠されている「不都合な真実」に気づいている人はほとんどいない、と警告する。

   なぜ鶏卵業者は大臣にカネを渡したのか。「主な動機の一つが、国際基準に合わない日本の鶏の飼育方法を存続できるよう働きかけるためだった」と強調している。

   「週刊現代」の特集では、アニマルウェルフェアからかけ離れた、思わず目をそむけたくなるような鶏卵業界の内幕話が多数紹介されている。

   この問題は、東京五輪とも関係しているのだという。12年のロンドン、16年のリオ大会では、選手村で調理されたタマゴはすべて「ケージフリー」のものだった。東京五輪でも、すでに一部選手らが同様の基準を満たすよう声明を発表しているという。

   朝日新聞では2月16日の「ひと」欄に、アニマルウェルフェアに取り組むNPO法人「アニマルライツセンター」(東京都渋谷区)の代表、岡田千尋さんが登場している。読売新聞や毎日新聞も「鶏卵汚職」に関連して、アニマルウェルフェアを取り上げている。

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