平幕優勝できる馬は?
カスヨ 平幕かどうかはわからないけど、わたしの単穴▲はアルクトスよ。前走の根岸ステークスは負担重量59キロを背負いながら、勝ち馬から0.2秒差の4着と実力をみせたわ。昨年10月の南部杯マイルチャンピオンシップ(交流GI、盛岡)では1分32秒7の日本レコードで勝ってスピードが一級品だということを証明してみせたわ。比較的前目につけてまわりを見ながら競馬ができる点も強みだわね。 次はワイドファラオよ。カフェファラオと名前が似てるけど、こちらはストームバード系の血統でパワーがあるわよ。昨年5月のかしわ記念(交流GI、船橋、1600メートル)で勝利をあげた以降はいまいちなんだけど、左回りが得意だし、忘れたころに激走する可能性があるわ。好調ユウイチちゃん(福永祐一騎手)が手綱を握るのも魅力ね。 忘れたころに来るといえば、もう一頭インティもそうね。2019年のフェブラリーSの勝ち馬よ。昨年2着のケイティブレイブのようにもう終わったと思った頃に馬券に絡むこともあるわね。GI馬は無視できないのよ。
ガジュマル爺 わしの単穴▲はこれも5歳馬、オーヴェルニュじゃ。前走の東海ステークス(GII、中京、1800メートル)まで3連勝でいまや絶好調じゃ。父スマートファルコンは、すごいダート馬じゃった。2010年、11年の東京大賞典や11年の帝王賞、10年と11年のJBCクラシック、12年の川崎記念など地方GIを逃げて勝ちまくったんじゃ。この馬も先行して勝利を積み上げてきたから、この戦法は父親譲りだろうし、先行押し切りはフェブラリーSにもぴったしじゃ。 もう一頭はエアアルマスじゃな。この馬は、もともと芝を走っていたんじゃがダートに転向して7戦4勝。前走の秋のダート王決定戦、チャンピオンズカップは初のGI挑戦で、果敢に逃げたんじゃが直線で失速し10着に終わったんじゃ。今回もインティやオーヴェルニュなど前に行きたい馬が少なくないなか、どう折り合いをつけるかが課題じゃな。人気薄になるじゃろうから、先行して早め先頭での展開になれば面白いというもんじゃ。
カス丸 ふーむ、話を聞いていると、大混戦きゃすう。ここは先行できて、スタミナと末脚がしっかりしてる馬を選ぶじぇい。東京ダートマイル5戦4勝のアルクトスが本命◎きゃすう。