大人気コミック「鬼滅の刃」の作者・吾峠呼世晴さんが、米誌「タイム」が選ぶ「次世代の100人」に選出された。同誌が公式サイトで2021年2月17日(現地時間)に発表した。
同誌で19年から実施され、各分野の未来を担うスターたちを選出しており今回が第2弾。吾峠さんは、漫画家としては史上初の選出だ。メディアに素顔を見せたことがない吾峠さんを、「謎の作家」と表現している。
前回は「首相の後継者」を選出
同誌は、アニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が、日本の映画の興行収入ランキングにおいて1位を記録したことに触れ、これを「現実を超えたような成果」と評している。
テレビアニメ版の「ネットフリックス」(動画サービス)での配信や、今後予定されている劇場版アニメの北米での公開により、「吾峠氏の作品はさらに広まっていく」としている。
日本からは前回の19年11月にも、「次世代の100人」に選ばれた人物がいる。環境大臣の小泉進次郎氏だ。当時のタイム誌はサイト上で「有権者の多くは誰を安倍晋三首相(当時)の後継者に選出するかをすでに知っている。小泉進次郎氏だ」とコメントしている。
また気候変動に取り組むにあたり、小泉氏が「セクシー」で「楽しい」ものにしたいとコメントしたことにも言及。その上で、小泉氏や環境省が推進している、2050年までに二酸化炭素排出量ゼロを目指す取り組みについて、「早い段階で成功をおさめている」と評した。