マクドナルドの子ども向けメニュー「ハッピーセット」に「鬼滅の刃」が参戦する。2021年2月19日に「鬼滅の刃」公式ツイッターが発表した。
ハッピーセットは、ハンバーガーやドリンクに加えて、おもちゃなどが付いてくるという子ども向けメニュー。2021年3月5日からは、もらえるおまけの中に「鬼滅の刃」のシールセットが登場する。大人気作品だけに、買い占めや転売が起きるのではないかと案じる声も。
全5種だが「なくなり次第終了」
「鬼滅の刃 シールセット」は、竈門炭治郎や我妻善逸など、作中のキャラクターらが描かれたシールのセットが全5種。それぞれ3枚組で、せりふなどが印刷された「メッセージシール」、キャラを大きく描いた「キャラクターシール」、そしてキャラにマクドナルドクルー(店員)のユニフォームを着せた「マクドナルド限定シール」で構成される。
これまで「鬼滅の刃」の原作コミックやコラボグッズをめぐっては、品薄やフリマアプリへの転売がたびたび話題となってきた。マクドナルドのテレビCMによると、このシールセットも数には限りがあり、「なくなり次第終了」とされている。
今回も発表直後からツイッターでは「子どもより大きなお友達が買い占めて転売しそうな予感」「子供がほしいって言っても、ガチ勢(熱心なファン)の大人が買い占めてしまって手に入らないのが目に見えてる」「子供がハッピーセット食えなくなる」といった不安の声が続出している。
過去には「ミニオンズ」でも
ハッピーセットのこれまでのおもちゃを振り返っても転売が横行したケースがある。例えば20年7月17日に「ミニオンズ」のおもちゃが登場した際には、フリマアプリ「メルカリ」で高値での出品も起きていた。
ハンバーガーやおもちゃを含めハッピーセットは500円前後で購入できるが、「ミニオンズ」のおもちゃは単体が安いもので300円、高いもので2800円といった価格で数百件が出品されていた。同月のツイッターでは、ユーザーから「ミニオンズ転売ヤーなんとかならんの」といった怒りの声が上がっていた。
こうした現象は米国のマクドナルドでも起きている。21年2月9日(現地時間)から「ポケモンカード」4枚がハッピーセット(米国での名称はハッピーミール)のおまけとして登場している。19日現在、ECサイト「eBay」では人気キャラクターの「ピカチュウ」のカードが日本円で6300円で販売されるなど、高額での転売がみられる。