あおり運転事件「ガラケー女」と間違われた 「共犯、こいつ」ネットのデマと闘う

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ユーチューバーを提訴

   本書の「常磐自動車あおり運転事件」を巡るトラブルは、まだ継続しているようだ。ちょうど2月16日の朝日新聞が近況を伝えている。「ガラケー女」とのデマを流された女性(この記事では名前は書かれていない)が最近、ユーチューバーの男性を、110万円の賠償を求めて提訴したというのだ。

   同紙によると、この男性は約18万人のチャンネル登録者を持っている。女性が事件と無関係であったにもかかわらず、「共犯、こいつ」などという動画を配信、視聴回数は約3万回。女性のところには、多いときは一日約280本の迷惑電話があったという。

   女性はこの事件で、すでに同様のデマをSNSに投稿したとして愛知県の元豊田市議を提訴、東京地裁は名誉棄損を認め、33万円の賠償を元市議に命じているという。

   偽情報は名誉棄損罪、信用毀損罪などに相当する可能性がある。16年の熊本地震で「動物園からライオンが逃げた」と投稿した神奈川県の男性は、動物園の業務を妨害したとして偽計業務妨害容疑で逮捕されている。

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