あおり運転事件「ガラケー女」と間違われた 「共犯、こいつ」ネットのデマと闘う

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   2021年2月13日深夜に発生した震度6強の地震では、毎日新聞によると、「工場で爆発」などという不確実な情報がツイッターなどで飛び交ったという。災害のたびに同じようなことが繰り返されている。インターネットでは間違った情報が一気に拡散しがちだ。特定の個人が袋叩きに合うようなこともある。

  • 根拠なきデマに巻き込まれる災難(写真と本文は関係ありません)
    根拠なきデマに巻き込まれる災難(写真と本文は関係ありません)
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「一億総加害者社会」に警鐘

   近く発売される『ネット社会と闘う ~ガラケー女と呼ばれて~』(さはらえり著、リックテレコム刊)は、2019年夏に起きた「常磐自動車あおり運転事件」で、暴力を振るった男の同乗者--「ガラケー女」に間違われた著者が、ネット上のデマ、誹謗中傷との闘いを振り返ったものだ。

   事件に巻き込まれた当日から、弁護士との出会い、記者会見、民事訴訟など、時系列に出来事をまとめるとともに、被害者にしかわからない視点でネットとの付き合い方、SNSとの向き合い方を記している。

   同じくネット上のデマや誹謗中傷に苦しんだタレントのスマイリーキクチ氏、2017年の「東名高速あおり運転事件」で、犯人の家族と誤認され、やはり闘いを続けている石橋秀文氏との対談、担当弁護士へのインタビューも収録している。「一億総加害者社会」に警鐘を鳴らす1冊だという。2月27日刊行予定。価格は1300円+税。

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