藤田ニコルは呆れる
記者が調べた限り、そうした音声動画を5本以上投稿しているユーチューブアカウントが3つ見つかった。全ての発言者から書面による同意を得ているとは考えづらい。
動画のコメント欄には「内容の録音や口外は禁止されています」と、規約違反を指摘する書き込みが複数寄せられている。一方で「アップ(投稿)感謝です」「このアプリ入れてなかったから載せてくれてありがたい。本当はダメだけど」といった書き込みも多い。
転載行為はユーチューブに留まらない。中国の動画サイト「bilibili(ビリビリ)」では、米自動車メーカー「テスラ」創業者のイーロン・マスク氏によるClubhouseでの会話も転載されていた。
規約を破られ、会話内容をさらされた当事者としては怒りを覚えることも。タレントの藤田ニコルさんは2月8日、自身がClubhouseで話した内容が週刊誌の記事になりそうな事態が生じたとし、「こーなるとつまんなくなる」とツイッター上で苦言を呈した。