元「SMAP」の中居正広さんや香取慎吾さん、歌手の浜崎あゆみさんが紺綬褒章を受章した。2021年2月9日の政府官報で発表された。
内閣府公式サイトによると、自治体や公益団体に500万円以上を寄付した人に対して、府省などからの推薦や審査を経て授与される褒賞だ。過去にはさまざまな有名人も受章している。
ノムさん、前澤社長、大河ドラマの主人公も
芸能人の代表例では、昭和の大スター・美空ひばりさんが1969年に受章。2020年12月2日付のスポーツ報知電子版によると、ほかに歌手の谷村新司さん(2006)や小林幸子さん(2006)がいる。元プロ野球選手では野村克也氏(1999)、新庄剛志氏(2007)の名がある。現役選手で埼玉西武ライオンズの山川穂高内野手も、受章者だ。
実業家では、衣料通販サイト運営会社「ZOZO」創設者の前澤友作氏(2020)やパナソニック創設者の松下幸之助氏(1938)も受章者だ。前澤氏は、2019年に台風で被災した地元・千葉県を支援するため、多額の寄付をしている。
また、21年2月14日にスタートするNHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公・渋沢栄一氏も1918年や1930年にそれぞれ受章している。
97回受章した人物
競艇関係者も多い。21年2月9日の官報や同日付の日刊スポーツ電子版によると、ボートレースの徳増秀樹選手も今回、紺綬褒章を受章した。ボートレース公式サイトによると、2020年には毒島誠選手が受章。東日本台風(19年)などで被災した地域への支援を行っている日本財団「災害復興特別基金」に寄付を続けた功績が認められた。
19年には吉田拡郎選手が、17年には「日本モーターボート選手会」が受章した。吉田選手は18年の西日本豪雨で被害を受けた倉敷市(岡山県)が受け付けている「倉敷市西日本豪雨災害義援金」に獲得賞金を寄付。日本モーターボート選手会も、災害が起きた時に被災地に支援するため、「社会貢献ボートレース基金」に選手会員から募った1500万円を寄付していた。
複数回受章する人もいる。2020年10月9日付の佐賀新聞LiVEは、教育や社会福祉などに多額の寄付をしている古賀常次郎氏が同日時点で97回受章したと伝えている。