ディーン・フジオカ「五代様」再び 小栗旬、神木隆之介も「同じ役を2回」

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   NHK大河ドラマ「青天を衝け」(2021年2月14日スタート)で、俳優のディーン・フジオカさんが五代才助(友厚)役を演じる。2月9日に同局が発表した。フジオカさんはNHK連続テレビ小説の「あさが来た」でも同じ五代役を演じ、ファンからは「五代様」として人気を博していた。

   特定の歴史上の人物の役を、同じ俳優が複数の作品で演じる。珍しい事例にも思えるが、実は以前から大河ドラマを中心に、同じようなケースがみられる。

  • 「五代様」再演となったディーン・フジオカさん(写真:Top Photo/アフロ)
    「五代様」再演となったディーン・フジオカさん(写真:Top Photo/アフロ)
  • 「五代様」再演となったディーン・フジオカさん(写真:Top Photo/アフロ)

「大河」で高橋英樹は信長、竹中直人は秀吉を2度

   例えば徳川家康は、大河ドラマ「国盗り物語」(1973)と「軍師官兵衛」(2014)で寺尾聰さんが演じた。また故・津川雅彦さんも大河ドラマ「独眼竜政宗」(1987)で家康として出演し、「葵 徳川三代」(2000)では同役で主演した。

   織田信長は、高橋英樹さんが「国盗り物語」で主演し、テレビ東京の12時間ドラマ「織田信長」(1994)でも演じている。高橋幸治さんも、「太閤記」(1965)と「黄金の日日」(1978)といずれも大河ドラマで信長役として臨んだ。

   豊臣秀吉も、主演俳優による「再演」が大河ドラマで2度行われた。「太閤記」で秀吉を演じた緒形拳さんは、同役で「黄金の日日」に出演。信長役の高橋幸治さんと、それぞれが2度目という形となった。また「秀吉」(1996)に主演した竹中直人さんは、「軍師官兵衛」でも秀吉役を演じている。

   ほかにもこうしたパターンはある。歌舞伎役者・松本白鸚さんは「黄金の日日」主人公の呂宋助左衛門役を演じ、その後「真田丸」(2016)にも同役で出演した。また、唐沢寿明さんは「利家とまつ ~加賀百万石物語~」(2002)と「功名が辻」(2006)のそれぞれで前田利家を演じた。いずれも大河ドラマだ。

   大河に出演した子役が、数年後に同一人物の役を演じることもある。「平清盛」(2012)で源義経を演じた神木隆之介さん。実は、幼少期の義経役として「義経」(2005)に出演していた。また、「天地人」(2009)で石田三成として出演した小栗旬さんは、「秀吉」では少年時代の三成を演じている。

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