TVアニメ「鬼滅の刃」の登場キャラクターを操作して戦うアクションゲーム「鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚(以下、ヒノカミ血風譚)」の新情報が、2021年2月8日に発表された。
ゲーム公式サイトには、主人公「竈門炭治郎(かまどたんじろう)」や妹の「禰豆子」など、アニメ本編のキャラたちから2キャラを自由に組み合わせて「2vs2の対戦」を楽しめる「バーサスモード」があるという。この点について、ある原作設定を挙げ、「抵抗感」を滲ませるファンが少なくないのだ。
「人間同士が殺し合う話」じゃないのに
「鬼滅のゲームで御法度とされてる隊員同士の戦闘が出来るらしいけど、設定的にはどうなるんだろ...」
「自分の好きなキャラで戦えるのは胸熱やけど隊士同士で戦うのおかしくない?って思ってたら同じこと思ってる人複数いた」
このように、「鬼滅の刃」に出てくる鬼狩りの組織「鬼殺隊」では、隊員同士で戦うことを「ご法度」とする設定があるため、ゲームでそれを覆すのには違和感があるというツイートがいくつも投じられている。あくまで敵は「鬼」であるため、「人間同士が殺し合う話じゃないじゃん」という指摘や、大多数の敵をなぎ倒す爽快感を楽しむ「無双ゲーム」の方が良いのでは、という意見も。
また「家庭用ゲーム『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』【公式】」ツイッターアカウントが2月8日に投稿したゲームのイメージ画像には、炭治郎と、鬼殺隊隊士の「我妻善逸」が真剣を使って、必死の表情で刃を交えるものがあったため、
「どういう状況でみんなで斬り合いすんのかなぁこの画像も状況がよくわからん 修行の一環で、隊士同士のガチンコご法度破りを一時的にOKにするとか その辺の整合性次第で買うか決めるわ」
「せめて木刀を持って手合わせということにしなさいよ」
と戸惑う声が続出。「善逸と炭治郎がカキンカキン刀で戦うなんて解釈違い...」と不満げなファンもいた。
ただ、ゲームならではの世界観であることを受け止めている層も一部おり、「原作では実現しない熱い戦いができる」「違和感っていうか新鮮な感じしかないな」と好意的な見方だ。