バレンタインデーが近づいてきた。例年のようにチョコレートを贈る習慣が、今年は少し変わるかもしれない。
新型コロナウイルスの影響を心配して、手作りチョコを渡すか悩む声も出ているのだ。
万全の予防対策アピール
日本インフォメーション(東京都中央区)が2021年2月4日に発表したアンケート結果によると、女子高校生、大学生、20代会社員(未婚)はいずれも40%以上が「手作りチョコを渡すのはやめる」としており、「コロナウイルスのバレンタインへの影響が」見てとれると分析している。
ツイッター上でも「今年は手作りチョコは作れんかな〜 コロナで嫌がる人もいるだろうし」「手作り?市販品?コロナ禍だしどっちが嬉しいのかな」と、何を渡すか悩む人がいるようだ。手作りを避け、プレゼント用に高級チョコを買ったとする投稿者もみられる。
それでも、やはり手作りにこだわる人はいる。中には、「作る時はマスク・ビニール手袋・調理器具熱湯消毒・アルコール除菌で作らせて頂きます」と、万全の予防対策をアピールする投稿もみられた。
「マスクを贈りませんか」
コロナ禍の世の中、「マスク」をチョコ代わりにする試みも出ている。
ツイッター上では、スーパーマーケットとみられる店舗で行われている「マスク バレンタイン」というキャンペーンの写真がユーザーから投稿され、一部で話題だ。「マスクを贈りませんか?ラッピングも承ります」という掲示とともに、マスクを販売しているものだ。
マスク製造会社のサムライワークス(渋谷区)からは、バレンタインチョコの箱を思わせる「JAPAN MASK バレンタインデザイン」も発売されている。