バレンタインに、「割って」楽しむインパクト大のギフトを贈るのはどうか。カクカクとした「彫刻」のような赤いハート「チョコスカルプチャー ブレイクマイハート」は、スペイン・バルセロナの高級パティスリー「bubo BARCELONA (ブボ・バルセロナ)」のダークチョコレートだ。
外側の大きなハートを砕くと、中から小さなハート型チョコレートが飛び出してくるという。記者は、190グラムの「ブレイクマイハートビッグ(専用のハンマーつき)」を手に入れ、実際に割ってみた。
ハンマー「強め」に振り下ろしたのに...あれっ
専用ハンマーで軽く触れると「コンコン」と固そうな音が聞こえた。強めに叩かなければ割れなさそうだ。同じく、付属品のカードにメッセージを書いてハートの裏側から差し込み、準備完了。右上の、やや出っ張って見える箇所をめがけてハンマーを振り下ろした。
1発目、表面がやや剥がれただけでビクともしない。反動から、「本当にこれはチョコレートなのか」と疑う。2発、3発と加えたが割れない。同じ場所を叩き続け、ようやく「ブレイク」できたのは9発目だった。「強め」ではなく、思い切って叩いた方がよい。ただし砕けた瞬間に破片や、中身が散らばる可能性もあるため、あらかじめ下に皿やペーパーを敷いておくと安心だ。
外側のダークチョコレートは甘さが控えめなので、記者のように甘めのチョコレートが苦手な人でも食べられる。中から出てくる小さなチョコレートはそれぞれ、赤(ダークチョコレート/ポッピングキャンディー)、茶(ダークチョコレート/ピーカンナッツ)、黄(ホワイトチョコレート/バニラ・マカダミアナッツ)で、各色4個ずつ計12個入りだ。外側1種、中身3種で全て味が違うので、ボリューミーだが飽きが来ない。
ブボ・バルセロナの日本総代理店・プリアップ(横浜市)広報によると「ブレイクマイハート」には「ハートを壊す」ではなく、「内なる心(扉)を開いたら、愛情(ハート)が溢れてくる」という意味が込められているという。サプライズにもってこいだ。
「チョコスカルプチャー」シリーズには、記者が試食した「ビッグ」税込(以下、同)8532円ほか、「スモール(120グラム/ハンマーなし)」4212円、日本初上陸の赤いバラのチョコレート「ザ・ローズ(130グラム/ハンマーなし)」4212円がある。いずれも発売早々にECサイト上で売り切れる人気商品だ。2021年2月3日現在、東京・表参道の店舗「ブボ・バルセロナ 表参道店」で販売しているが数に限りがあり、入荷待ち中。
「スイーツであり、芸術作品でもある」商品作り
「ブボ・バルセロナ」では、シェフパティシエとアートディレクターがそれぞれの知見を活かして商品開発に携わり、「おいしく、革新的なデザイン」を追求している。プリアップ広報はJ-CASTトレンドの取材に対し、
「ブレイクマイハートなどチョコレートの彫刻のような時代を超えたユニークな作品は、現在、bubo の特徴となっています。デザインと創造性の両面で常に革新的であることを重んじています」
と語った。
(2月9日18時追記)「チョコスカルプチャー」全3種(ビッグ、スモール、ザ・ローズ)2月9日より再販売。