「令和の怪物」も候補に
田中投手以外で今後200勝を達成できそうな投手を、小林氏は数人挙げた。
まずは読売ジャイアンツの菅野智之投手(101勝)。20年10月で31歳になった。「メジャーに行かずに、去年並みの活躍をあと3、4年できると見えてくるかなという感じです」。20年は14勝で最多勝に輝いた。
20年12月で30歳を迎えた楽天の則本昂大投手(85勝)も候補だ。「力投をする投手ですが、巧さも備えられると思うので、タイプ的には期待したい」とした。
阪神タイガースの西勇輝投手(95勝)も30歳。「ガッツもあるし、可能性はある。西投手が投げたときの、リリーフ陣やチームのサポートに懸かっていると思います。阪神はリリーフの充実意識も高いチームなので、そういう面で支えられれば」。
若手の中では、高卒3年目を迎える巨人・戸郷翔征投手。「高卒で早い段階からちゃんと(勝ち数を)稼いでいる」としつつ、200勝達成には故障をしないことも条件だと強調した。
最後は19年のドラフト1位で千葉ロッテマリーンズに入団した高卒・佐々木朗希投手。まだまだ投手としては未完成だとしつつ、「順調に成長すれば可能性はもちろんある」とコメントした。
小林氏によれば、佐々木投手は「簡単にすごいボールを投げられる」ピッチャー。将来的にローテーションを守ることができるようになれば「かなり勝てる」と予想した。