気になるチョコレートと「健康」
調査では、健康にまつわる話が多かった。特に調査でショコラティエからあがっていた高カカオチョコレートの健康効果については、愛知県蒲郡市と食品会社の明治、そして愛知学院大学が研究し、その結果を発表している。
それによれば、カカオポリフェノールを多く含む高カカオチョコレートの摂取により、アルツハイマー型認知症や記憶・学習といった認知機能との関連性が報告されている「BDNF(脳由来神経栄養因子)」が増えることがわかったという。BNDFとは、神経細胞の発生や成長を促進させる「神経栄養因子」の一種だ。
ほかにも摂取前後で「血圧が低下する」「HDLコレステロール(善玉)が上昇する」「体重・BMIの増加は認められなかった」といった内容が報告されている。
今年のバレンタインは、チョコレートが単に菓子やデザート素材にとどまらず、健康面からも注目され評価される傾向がさらに強まりそうだ。