「生姜は冷蔵庫に入れないで」
サン・フィールド(埼玉県川口市)が運営するショウガ専門店「GINGER FACTORY」の公式ツイッターが2021年1月18日にこう投稿し、「知らなかった」と話題になっている。J-CASTトレンドは、同社代表の古谷公史郎氏に保存方法を聞いた。
亜熱帯地域が原産国
そもそも、なぜショウガを冷蔵庫に入れてはいけないのか。
「ショウガは亜熱帯地域が原産国で、もともと寒さに弱いです。冷蔵庫に入れてしまうと、ショウガが風邪を引いたような状態になり、傷みやすくなってしまうのです」
一般的に食材は常温で保存すると、湿気の多い時期はカビが生えてしまいそう。だが、ショウガは寒さが大敵なのだ。冷蔵庫や野菜室はショウガにとって寒すぎる。保存するには15度前後、かつ湿度が90%以上あると良い。うまく保存できれば、1年間はもつという。
ただ、ショウガを薬味などで少量使用し、1回の料理で丸々1個を使い切ることは少ないのではないだろうか。
古谷氏によると、使いかけのショウガも同じく「常温保存」が正しい。ただ、乾燥を防ぐためにラップやチャック付き保存袋、ビニール袋でしっかり包んで保存すると良いという。一度包丁を入れたものは、「冷凍保存」という手がある。