牛丼テイクアウト、電車内で冷たい視線
東京都内在住の20代会社員男性は、普段はほとんど外食だ。自宅には調理器具や電子レンジも置いていない。これまでは、立ち食いそばかラーメン店で夕食をとっていた。
「20時以降も開いている店が、いま最寄りにはコンビニくらいしかないので困ります。仕方なく手前の駅で降りて、牛丼をテイクアウトして電車に乗ったら白い目で見られちゃって...」と話す。出前サービスを利用することもあるが、出費がかさむのでなるべく控えたい。「結局毎日コンビニ弁当です。まあ、家にレンジすら置いてない自分も自分ですね」と漏らした。
広告代理店に勤める都内在住の20代女性は、帰宅が深夜になることもしばしば。発令前は夜遅くまで営業していたカフェで夕食をとりながら一息つくのがささやかな楽しみだった。いまは「朝スープを作ったり休日に作り置きしたり、また自炊するようになりました。ずっと『時間がない』を言い訳にしてたので...」と明かした。ただ、あまりに疲れた日はコンビニを利用している。
「しばらくは我慢ですね」