米CDCはアナフィラキシーリスク「非常に低い」
米国では、20年12月から新型コロナのワクチン接種がスタートしている。
「ナショナルジオグラフィック」(日本版)は、21年1月8日付の記事で、米疾病対策センター(CDC)が発表した新型コロナのワクチンの副反応でアナフィラキシーが起きる割合を紹介している。これによると、CDCは「米製薬大手ファイザーが独ビオンテックと共同開発したワクチンについて、アナフィラキシー(命にかかわるおそれのある重いアレルギー反応)が起こるリスクは非常に低い」との知見を示した。
新型コロナのワクチンは、2回接種が推奨されている。1回目の接種を受けた人のデータから、アナフィラキシー反応を示した人の割合は平均すると9万人に1人程度にとどまっていることがわかったとのこと。計算すると、0.001%となる。接種人数はまだ多いとは言えないが、CDCが言うように発生割合は極めて低い。
米メディア・ブルームバーグは21年1月12日に、
「新型コロナワクチンの接種により、広範囲にわたって被害が出ている兆候はない。米疾病対策センター(CDC)は深刻な副反応が生じる確率を0.001%としている」
と報じている。