アマチュア野球で指導する理論派たち
プロではなく、アマチュア野球で指導者に就任した有名選手も多い。
元捕手の里崎智也氏は千葉ロッテマリーンズでプレーし、メディアやファンからたびたび「頭脳派」と呼ばれる。2006年の「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」には日本代表の正捕手として出場し、優勝に貢献した。現役引退後は解説者や野球評論家を務めている。19年にはパナソニック野球部で臨時コーチに就任している。
千葉ロッテや米大リーグのニューヨーク・メッツなどで活躍した、小宮山悟氏(元投手)。現役引退後には解説者となり、19年に母校の早稲田大学野球部で監督に就任。20年には東京六大学野球秋季リーグでチームを優勝に導いた。
大阪近鉄バファローズなどでプレーし、日本プロ野球名球会の会員でもある中村紀洋氏(元内野手)は、浜松開誠館高校(静岡市)野球部で非常勤コーチを務めている。自身のユーチューブ公式チャンネルでは、動画内でバッティング理論などについて解説。18年7月5日付のスポニチアネックスによると、阪神タイガース・梅野隆太郎捕手は、打撃フォームについて解説する中村氏の動画を参考にしたという。