「ゲームキューブ20周年」が2021年1月12日、ツイッターのトレンドワードに突如ランクインした。「ゲームキューブ」とは、任天堂が開発した家庭用ゲーム機だ。「20年」という時の流れが「信じられない」や「恐ろしい」、また思い出深いソフト名を上げる投稿で盛り上がっている。
一方、「なぜ1月12日にゲームキューブ20周年の話題が出るのか」といぶかる人も。20年前の発売日は、9月だったからだ。
「今年の新成人はゲームキューブと同期」
記者が調べたところ、ゲームキューブの発売日は「2001年9月14日」との情報が複数見つかる。「ゲームキューブ20周年」というトレンドワードから、1月12日が発売日だと勘違いしている人も少なくないようだ。どういう経緯で、この時期に話題となったのか。あるユーザーの説はこうだ。
「『ゲームキューブとゲームボーイアドバンスは新成人と同じく今年で20周年』って話がなんやかんや広まって勘違い起こされてるようで」
20周年といえば、人間なら成人だ。そこで、新成人が話題に上る1月11日「成人の日」近辺に、「今年の新成人はゲームキューブと同期」といったツイートが出て、それが引き金となったのではないかという指摘だ。
「ゲームキューブ20周年」という単語は年明けから、ツイッター上でちらほら見かける。例えば1月5日に、あるレトロゲームコレクターが作成した画像「歴代ゲームハード同い年早見表2021年版」をツイートし、「ゲームキューブが20周年だったりしますね!」などと紹介すると600件以上拡散され、今年は「ゲームキューブ20周年だ!」とのフレーズを使ってツイートする人が出てくるようになっている。
コントローラーが至高
いずれにしろ2021年が、ゲームキューブにとって節目の年であることに違いはない。
もうゲームキューブで遊ばなくなったユーザー、まだ「現役」で使っているユーザー問わず、多くの人が「大好きなソフト」をそれぞれに挙げている。
ただ共通して「すごい」、「ピカイチ」だともてはやされているのは「コントローラー」だ。フィット感が素晴らしく、持ちやすかったという声や、20年前に生み出されたものなのに「いまだに使いやすい」と絶賛する投稿が相次いでいる。