2021年に入って東京都内のコロナ感染者が爆発的に増加、1月7日には2447人を記録した。いったいどこでどのくらい増えているのか。どの年齢層が多いのか。
緊急事態宣言「一都三県だけでは足りない」
大手メディアのサイトでは東京新聞の「東京都内の新型コロナ感染状況まとめ」が極めてわかりやすい。毎日更新され、ビジュアル的にも優れている。
それによると、7日段階で都内の累計感染者数は6万8790人。年代別では20代が最多で1万9466人。感染者全体の約28%を占める。まもなく2万人の大台に乗ることが確実だ。続いて30代の1万4132人。20代と30代で全体の約半数を占める。
市区町村別では、人口の多い世田谷区がトップだが、区民人口との比較でいうと、新宿区がダントツ。人口34万8452人に対し、感染者は4801人。10万人当たり1377人となり、72人に1人の高率だ。すでに港区も100人に1人を突破、渋谷区も100人に1人に迫る勢い。続くのが中央区で、繁華街を抱える区ほど感染者比率が高いことがはっきりしている。三多摩地区は今のところ、人口比の感染者数が、10万人当たり200~300人台にとどまっているところがほとんどだ。
7日夕には緊急事態宣言が出されたが、「一都三県だけでは足りない」という声も広がっている。