仕事をさぼっていると思われていないか
パーソル総合研究所が20年6月11日に発表したテレワークの実施率の調査結果によると、緊急事態宣言解除直後の20年5月25日時点では、全国でわずか25.7%だった。20年11月18日~23日でも全国平均で24.7%と、低いままだ。
その理由を広報担当者は、テレワークに対する「不安感」と説明した。
「不安感は年齢が若ければ若いほど強く感じていて、その不安からテレワークが認められていても出社してしまうケースもあるのかもしれません」
前述の「第四回・新型コロナウイルス対策によるテレワークへの影響に関する緊急調査」でも、「上司から公平・公正に評価してもらえるか不安」、「上司や同僚から仕事をさぼっていると思われていないか不安」、「将来の昇進や昇格に影響が出ないか不安」など、若い世代で様々な不安を抱えていることが明らかになっている。
2度目の緊急事態宣言の発令で、テレワークの実施率は上向くだろうか。
「社員が抱える不安を取り除き、会社側からテレワークを推奨するなど実施率を高めていくことが重要ですね」