「緊急事態宣言」出ても飲みに行く若者 「緊張感ない」「対策すれば」と言うが

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   緊急事態宣言が再び発令され、不要不急の外出自粛が呼びかけられたら、どのように過ごしますか――。

   2020年4~5月、全国に緊急事態宣言が発令された際は、人出が大きく減った繁華街の光景が各地でみられた。一人暮らしの場合、寂しい気持ちを感じることもあり得る。首都圏で再発令が見込まれる今、人と会うことや外出について若者の意識を調べた。

  • 例年なら新年会もある季節だが(写真と本文は関係ありません)
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「GoTo」やっておいて何をいまさらと大学生

   J-CASTトレンドは、東京都で一人暮らしをしている20代の男女3人に取材を行った。前回の緊急事態宣言時の感染対策への意識や外出自粛状況を踏まえて、新たに発令された時の過ごし方をどう考えているか質問した。

   コンサルティング会社に勤める男性は、前回の発令時では在宅勤務で、人に会うことも控えていた。現在は在宅勤務ではなく、出社している。今回も発令に合わせてプライベートでの外出は減らすとした。

   一方で、前回の発令時と比べて感染対策への意識が「同じか、やや下がった」とし、「自宅や友人宅で飲み会を行うことはあるかもしれません」と答えた。

   現在は、都で確認された新規感染者が1日で1000人を越すこともあり、状況は以前より悪化している。そんな中でなぜ友人の家へ行くのか。

「ネット上や周りでは、若者からすればあまり心配しなくていいんじゃないかという話もあり、そうした話に影響されています」

   男子大学生は、前回の発令時には飲食店での利用を控えていた。しかし友人宅で飲み会は行っていたという。今回は発令されても繁華街への外出も控えるつもりはない。「居酒屋も時短営業の時間内には、普通に行くと思う」と明かした。

   なぜ意識が変化したかと聞くと、こう答えた。

「前回は未知の病で恐怖もあったが、今は緊張感はありません。コロナの致死率がそこまで高くないと感じています。また、GoTo(キャンペーン)なども行っていた のに何を今さらという感じ」

   エンジニアの女性は、前回の発令中には主に通勤で外出し、週末には友人とオンラインでの飲み会を行っていた。一方で、誘いがあった場合には飲食店へ足を運ぶこともあり、積極的には外出を控えていなかった。友人の誘いに応じて外出するとの意識は、宣言がまた発令されても変わらないという。

「あくまで自分なりにですが、マスク着用や手の消毒といった感染対策をした上で外出をしています。これで今まで感染してこなかったため、自分は大丈夫だと思えてしまっています」
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