各種家電およびパソコン用周辺機器などを扱うLGエレクトロニクス・ジャパン(東京都中央区)は、55型8K液晶テレビ「55NANO95JNA」を2021年1月から順次発売する。
AIが映像の高精細化やサウンドの最適化を行う
8K解像度(7680×4320ピクセル)対応の「NanoCell」IPSパネルを採用。8Kチューナーを内蔵したモデルとしては最小サイズだという55型で、「サイズ・価格ともに手の届く8Kテレビ」として、高精細かつリアルな映像を手軽に楽しめるという。
映像エンジンにはAI(人工知能)を統合させた「α9 Gen3 AI Processor 8K」を搭載。何百万もの映像ソースを学習したAIプロセッサーが映像をクリアかつ高精細に映し出す。2K/4K解像度の映像を8K水準へアップスケーリングする機能も備える。
また、AIが視聴中の映像のジャンルを分析し、それに合わせサウンドを最適化するとともに、臨場感ある5.1チャンネル・バーチャルサラウンドに変換。音が360度移動する規格「Dolby Atmos(ドルビー・アトモス)」にも対応し、没入感の高いサウンド再生が可能だ。
様々なHDR(ハイ・ダイナミックレンジ)映像のポテンシャルを引き出す「Cinema HDR」を実装。「DOLBY VISION IQ」「HDR10」「HLG」3規格をサポートする。
HDMI 2.1準拠の「ALLM(自動低レイテンシーモード)/eARC(拡張オーディオ・リターン・チャンネル)」や、ゲーム用HDR規格「HGiG」にも対応し、同規格をサポートするゲームで白飛びや黒つぶれを防いだゲーム映像を提供する。
搭載チューナーは8K×1、BS4K/110度CS4K×2、地上波/BS/110度CSデジタル×3。外付けのUSBハードディスクへの録画が可能。テレビに話しかけるだけで基本操作ができる「ハンズフリー音声認識」、様々なジャンルのネット動画アプリにも対応する。
市場想定価格は30万円前後(税別)。