例年、年末年始になると各ブランドや百貨店では福袋が用意される。
今年は新型コロナウイルスの影響だろう、過去には見られなかった「マスクの福袋」が登場している。
総額2500円以上の商品が半額以下で
アクセサリーパーツ類の製造販売を手掛けるエンドレス(東京都台東区)が20年7月に立ち上げたマスク専門店「MASK CLUB」は、2020年12月29日より東京・渋谷の店舗でマスクの福袋を発売する。
福袋には様々なカラーや柄のマスク6種類と、マスクポーチやベルトなどのマスク関連商品1点が入っている。全て繰り返し洗って使えるもので、総額2500円以上の商品が、福袋として1個1100円(税込)で販売される。
商品企画を手掛けるビジュアル東京(東京都渋谷区)は、公式オンラインショップでマスクの福袋「レースマスクのHAPPY BAG」を販売中だ。入っているのは美しいレースが施されたマスクで、立体マスク2枚とプリーツマスク1枚の計3点入り。
全福袋に共通して、三日月のようなカーブで横顔のシルエットにこだわった「ムーンマスク」が入っている。血色がよく見えるローズピンク色で、耳元には華やかに見えるようリボンのヒモを使用している。福袋の価格は1個5000円(税込)。
干支や梅の花、富士山を描く
スマートフォン周辺機器メーカーのサムライワークス(東京都渋谷区)もオンラインサイトで、数量限定でマスクの福袋を販売している。マスクのみの福袋や、マスクと消毒スプレーがセットになったものなど全7種類。
5940円相当の抗菌マスクセットが2980円(税抜、以下同)。肌に優しい「バンブーマスク」や木の糸を使用した環境に優しい「高性能マスク」、薬用ハンド消毒スプレーなど9440円相当がセットで3980円などだ。
イオングループのリフォームスタジオは、「松竹梅」のマスクの各セット販売を20年12月28日にオンラインショップで開始した。
正月の刺繍入りマスクとフラワーモチーフのマスク7枚が詰まった「松セット」(税込2021円)、正月の刺繍入りマスクが5枚セットの「竹セット」(税込1280円)、無地マスク5枚の「梅セット」(税込980円)の3種がある。いずれも平常価格よりお得とのこと。
正月の刺繍マスクには「干支のうし(クロ・ネイビー・ベージュの3色)」、「うめの花」、「富士山」の正月にぴったりな絵柄がプリントされている。その時のファッションや気分に合わせるほか、ペアやチームでも柄違いで着用できるという。うめの花や富士山は和装とも相性が良い。刺繍は洗っても取れる心配がなく、繰り返し利用できる。
販売期間は2021年1月11日まで。