2020年を象徴するアイテムの1つにマスクがある。本格的に感染が拡大する以前、1月に新型コロナウイルス感染症が注目され始めてからすでにマスクの売り切れが起こっていた。
ドラッグストアにはマスクを求める客が続出し、類を見ない品薄状態に。フリマアプリ「メルカリ」ではマスクの転売も横行していた。そんなマスクの需要急増から供給の安定までを振り返る。
マスク「爆買い」に品薄
■「新型肺炎」で街からマスクが消える!? 東京都心のドラッグストア緊急調査
中国湖北省武漢市で新型コロナウイルス感染症の拡大が起きていると報じられていたころ、日本ではすでに「爆買い」報道も起きていた。中国などからの旅行者がマスクを「大量買い」するケースがあったという。J-CASTトレンドの記者も1月27日に東京都内のドラッグストアを回ってみたところ、すでに売り切れは起きていた。
■「布マスク2枚配布」「7億枚供給」 でも、いまだにマスク売ってない!
4月上旬には、品薄状態が極限に。J-CASTトレンドがアンケートで聞いた「4月2日にスーパーやドラッグストアなどでマスクの在庫を見かけたか」という質問に対しては、51人中45人が「いいえ」と回答。回答者には北海道から沖縄県まで各地のユーザーが存在しており、全国的な品切れがうかがえた。また、50枚入りのマスク1箱が3500円で売り出されるなど、相場も上がっていた。