声優・高山みなみ、田中敦子、水田わさびが共演 『戦争は女の顔をしていない』朗読PV公開

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人気声優が熱演

   今回の朗読PVでは第1巻のラストを飾る7話のエピソードが取り上げられている。

・カメラ越しに戦場を見つめた書記・ヴィレンスカヤ軍曹・・・田中敦子
・ソ連初の女性機関士として戦場を駆け抜けたアレストワ機関士・・・高山みなみ
・「戦争で一番恐ろしかったこと」を語る射撃手のアフメートワ二等兵・・・水田わさび

   人気声優がそれぞれの視点で「戦争」を語る三人の女性たちを熱演している。第2巻では、アレクシエーヴィチ自身がなぜ女性たちの証言をまとめて本を作ろうと思い至ったのか、その経緯も語られている。

   ヒトラーのドイツが1941年6月、不可侵条約を破棄してソ連に攻め込んで始まった独ソ戦は、ソ連の犠牲者が約2700万人。半数近くが戦闘員で、他は非戦闘員。ドイツはソ連以外の戦線も含めた数字で戦闘員が531万人、民間人が300万人と言われ、第二次世界大戦の最大の戦闘となった。

   新資料などをもとに、その実態を詳細に描いた大木毅著『独ソ戦』(岩波新書)は「新書大賞2020」に選ばれている。『なぜ必敗の戦争を始めたのか』(半藤一利編著、2019年、文春新書)、『帝国軍人』 (戸高一成 、大木毅著、2020年、角川新書)などでは、日本が太平洋戦争に突入した要因には、対ソ戦でのドイツの勝利を確信していたことがあったと指摘されている。

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