マヂカルラブリー「M-1」酷評乗り越えて 過去には和牛、ゆにばーすも「辛酸」

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    漫才日本一を決める「M-1グランプリ2020」でお笑いコンビ・「マヂカルラブリー」が優勝を果たした。2017年大会で決勝に出場した際には、審査員の上沼恵美子さんから「よう決勝残ったな」と酷評されたことで話題になっていた。

   これまでの「M-1」決勝戦を振り返ると、審査員から厳しいコメントが下る事がたびたびあった。

  • 画像は「M-1グランプリ」公式サイトのスクリーンショット
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「お前らここへ出てくるやつじゃないよ」

   上沼さんは2019年大会でも辛口ぶりを発揮している。決勝初出場の「からし蓮根」を審査した際には94点を出し、「ファンです。初々しい」と高く評価した。ところがこれを引き合いに、2組前に漫才を披露した「和牛」への批判を展開。その漫才を「横柄な感じ」だとした上で、「このステージはボクのもの。リサイタル、みたいな。緊張感も何もないぞんざいなものを感じました」と厳しい言葉をぶつけた。

   2018年大会で「ゆにばーす」が出場した時には、落語家の立川志らくさんは87点とし、「見た目とか声の雰囲気とかものすごく面白い感じがするんだけれども、それほどでもなかった」とバッサリ。続けて「はらさん(ボケ役)の方は放っといてもテレビで売れるんじゃないですか」とコメント。はらさんの相方・川瀬名人さんは複雑そうな表情で聞いていた。

   初期の「M-1」ではさらにシビアな言葉が出ることがあった。志らくさんの師匠・立川談志さんが審査員の一人を務めた2002年大会(第2回)には「テツandトモ」が出場。トモさんがギターを弾いてテツさんが踊り、「なんでだろう」の歌を披露した。

   これに70点と「大辛」だった談志さんは、その芸風を指してか「お前らここへ出てくるやつじゃないよ。もういいよ」と語った。直後には「俺褒めてんだぜ。わかってるよな?」と付け加えたが、会場には緊張感が走った。

   談志さんは「スピードワゴン」にも50点と、2002年大会の最低得点を下した。司会の西川きよしさんからコメントを求められ、「(漫才の内容が)悪かったな。悪かったよ。いっても60かな。ちょっと俺下ネタ嫌いなんです」としている。

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