ネットトラブル、「3人に1人」経験あり ジェイコム少額短期保険の実態調査でわかる

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   保険会社のジェイコム少額短期保険(東京都千代田区)は、「ネットトラブルに関する実態調査」の結果を2020年12月14日に発表した。30〜40代の男女544人を対象に、対象者やその家族のインターネットの利用状況・トラブルについて調査したものだ。

   それによれば、全体の88.4%が近年のネットトラブルに関するニュースを見て「不安に感じる」と回答した。不安に感じながらも、「対策をしたいが何をしたらいいかわからない」とした回答者は全体で40.1%、「特に対策する必要はない」とした人は9.4%にとどまった。

  • ネットトラブル関連のニュースを見て不安に感じる人は約9割
    ネットトラブル関連のニュースを見て不安に感じる人は約9割
  • 約3人に1人がトラブルに 周りの人でも
    約3人に1人がトラブルに 周りの人でも
  • 33.8%がトラブルの解決費用は「10万円未満」と考えている
    33.8%がトラブルの解決費用は「10万円未満」と考えている
  • ネットトラブル関連のニュースを見て不安に感じる人は約9割
  • 約3人に1人がトラブルに 周りの人でも
  • 33.8%がトラブルの解決費用は「10万円未満」と考えている

年末年始にはトラブル増

   約3人に1人(33.9%)が実際にトラブルを経験したことがあることもわかった。

   1位が「スマホの過度な使用による生活や体調への支障」(10.7%)、2位が「ワンクリック詐欺やウイルスによる不当請求」(9.1%)、3位が「コンピューターウイルスに感染」(8.5%)、4位が「フリマサイトなどネット取引で粗悪品が届く(5.2%)、5位が「SNSやネット掲示板への不適切な投稿や書き込みをされる」(4.2%)。

   「オークションサイトで粗悪品が届いた」「配送業者になりすましたメールが届いた」といった事例もあり、ネットを使った詐欺はますます巧妙になっているという。

   「ネットトラブルの解決にはどれくらいの費用がかかると思いますか」という質問への回答によると、10万円未満と考えている人が33.8%。逆に10万円以上と考えている人は29.1%いた。

   誹謗中傷に対する損害賠償の請求までに実際にかかる費用について、ITジャーナリストの井上トシユキ氏は「トータルで数十万円以上必要となるケースがざらにありました」と解説している。弁護士への依頼や犯人の調査・訴訟にこうした費用がかかるという。

   また井上氏は「年末年始にはネットの犯罪やトラブルが増加する傾向にある。ユーザー側の気の緩みもさることながら、犯人側もヒマで時間をかけて実行しやすいからです」としている。

   ジェイコム少額短期保険では11月から「ネットあんしん保険」を販売している。契約者やその同居家族を対象に、ネットトラブル時の弁護士費用や賠償責任を補償してくれる。スマートフォンやパソコンのデータが消失した場合、データ復旧にかかる費用も補償の対象だ。保険料は月額750円。

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