カレーは一度に多く作ると、その後保存しながらも数日間食卓に上ることがある。毎日食べても飽きないよう、おいしく簡単にアレンジする方法をチャンピオンカレー(石川県野々市市)で商品開発に当たる営業企画部部長に特別に考案してもらった。
前回は「うどん」と「ドリア」へのアレンジ方法を紹介した。今回は市販のルーをもとに作り、一晩保存した「二日目のカレー」を使う「ディップ」や「タンドリーチキン」、チャンピオンカレーが販売するチルドパックで作る「スープカレー」レシピを取り上げる。
「優しいカレー風味」のタンドリーチキン
軽食やつまみのお供に良さそうな「ディップカレー」。カレーを温め、マヨネーズとこしょうと混ぜるだけだ。
【材料(1人前)】
具なしカレー:お玉1.5杯(90グラム)
マヨネーズ:20グラム
こしょう:少々
トースト:1枚
記者もトーストにディップして食べてみた。まろやかだが、くどくない味わいだ。パンは素のままでもいいが、マーガリンやバターを塗ったうえでディップすると、ますますおいしい。チャンピオンカレー営業企画部部長によると、「さらにツナを混ぜたディップをパンに塗って、トーストするのもいい」。
続いて、ヨーグルトやスパイスなどで漬け込んだ鶏肉を焼く「タンドリーチキン」を、カレーを使って簡単に作るするレシピ。
【材料(1人前)】
具材なしの冷えたままのカレー:お玉1杯と少し(100グラム)
鶏むね肉:200グラム
ヨーグルト:個食タイプ1個(4個入り75グラムパックのもの)
塩こしょう:少々
一味または七味:少々
鶏むね肉を一口大にカットし、材料と共にジップロックに入れて揉みこみ、一晩おく。肉だけを取り出し、油を敷いて弱火で火が通ってきたら、強火で焼き目をつけて完成。その際、漬け込み液が焦げ付かないように注意する。水気が飛んできたら、仕上がり合図だ。
「スパイスの利いた味」というよりは、「優しいカレー風味」のタンドリーチキンが出来上がるが、塩こしょうや一味の量を加減すれば、しっかりした味付けにもできる。