新型コロナウイルスの影響で、年末年始の帰省や旅行を控える人が多そうだ。いきおい、自宅でゆっくり過ごすことになるだろう。
例年とは違う正月が予想される中、おせち料理にも変化が出ているようだ。需要が高まる一方、ツイッターにはおせちを「食べる人」と「食べない人」に分かれている。
百貨店では予約が前年比3割増
大丸松坂屋百貨店の発表資料によると、2020年は前年と比較しておせち料理の予約注文が3割増と、非常に好調だという。家で食べるほか、帰省できずに会えない家族に贈る需要も増加している。
京王百貨店では、今年はおせちの需要が高まると想定してインターネット予約を前年より11日前倒し。20年9月1日から注文受付を開始した。11月末までの予約分は、前年比3割増だという。
ツイッターでは、
「昨日、おせちを注文した。帰省しないし出かけないから、奮発した」 「年末年始帰省で買うはずだった新幹線の切符は豪華おせちになりました」
と、帰省しない分の予算で例年よりも高価でランクアップしたおせちを選ぶ人が多い様子だ。
半面、
「コロナで実家に帰省しないことが早々に決定・・・おせちとか作れないし、買っても食べない」 「一人暮らしだとおせちも食べないし、お正月感少なめかなぁ」
と、自宅で過ごすからこそおせち料理は「食べない」人も多い。
食べない年はない人、もともと好きじゃない人
J-CASTトレンドは、おせちを「食べる派」「食べない派」それぞれに意見を聞いた。
20代女性は「絶対食べる」。実家に住んでおり、今年も家族そろって食べる予定だそう。「多分覚えている限り、食べなかった年はないと思います。お正月といえばおせちのイメージ。絶対食べたい」と強調した。
40代女性も「実家に帰省はしないが、購入して食べる予定」だ。例年、九州地方の実家に帰って食べていたが、今年は東京都内の自宅で夫、子どもとおせちを囲む。「どこにも行かないし、少し豪華なものを予約しました」。
これに対して、20代男性は「好きじゃないからほぼ食べない」。ひとり暮らしで、「今年はおそらく帰省しないので、食べません」と答えた。ただ実家に帰省した際も、いつもかまぼこと伊達巻きをつまむくらいだという。