「ミロ」販売休止で早くも転売品出回る ならば栄養価高い「ココア飲料」いかが

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転売屋から買うぐらいなら?

   他にツイッターユーザーらが挙げている代用品として、同じく森永製菓が出している栄養機能性食品のココア「セノビー」もある。こちらでも比較表を作った(画像3枚目)が、大まかな栄養は「牛乳で飲むココア」と共通している一方、カルシウムが510ミリグラムも入っているのが大きな特徴だ。

   11月23日付「マネーポストWEB」によると、今年7月にも「ミロ」が品薄となった。これは、「ミロ」を飲んだことで貧血の症状が和らいだというユーザーのツイートがきっかけだったという。「日本人の食事摂取基準(2020年版)」は、鉄が欠乏すると貧血や運動・認知機能の低下を招くとしている。

   平成30年「国民健康・栄養調査」(厚労省)によると、20〜29歳女性の1日あたりの平均鉄摂取量は6.5ミリグラム。「食事摂取基準」にあるように、18〜29歳女性(月経あり)の鉄の摂取推奨量が10.5ミリグラムだということを考えると、不足している人も多い。

   もしも鉄を重視するなら、3.8ミリグラムを含む「牛乳で飲むココア」や「セノビー」は選択肢としてあり得そうだ。

   フリマアプリ「メルカリ」では「ミロ」240グラムの2袋セットが1000円以上の価格で販売されるなど、転売が横行している。ネスレの通販サイトによると、販売休止中の同サイズは1袋240円(税込・送料別、以下同じ)だ。

   ツイッターでは「転売ヤーから『ミロ』を買うくらいなら『牛乳で飲むココア』を買おう」と呼びかける投稿が100回以上リツイートされている。ECサイト「ロハコ」を見ると、「牛乳で飲むココア」200グラムは1袋397円で、「セノビー」180グラムは1袋864円だ。不当な高値で転売品を買う必要はないだろう。

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