カレーは一度に多く作ると、その後保存しながらも数日間食卓に上ることがある。毎日食べても飽きないよう、おいしく簡単にアレンジする方法はないものか。
「チャンカレ」の愛称で親しまれる金沢カレーの元祖・チャンピオンカレー(石川県野々市市)で商品開発に当たる営業企画部部長に、全7種のレシピを特別に教えてもらった。今回紹介するのは「うどん」と「ドリア」へのアレンジだ。
カレーうどんに合いすぎる生野菜
うどんにカレーを乗せただけの「カレーうどん」を、手軽にグレードアップさせたのが「節香るカレーうどん」だ。トマトが彩りとしても、味のアクセントとしても大活躍してくれる。
【材料(1人前)】
具入りの冷えたカレー:1人前(お玉2杯程度)
うどん:1玉
トマト:2分の1個(ただし大きさによる)
出汁つゆ:100ミリリットル(希釈済みのもの、ストレートタイプでも可)
かつお節:個包装2パック(1パック4.5グラム)
まず、トマトをダイスカットにする。下ごしらえしたトマトのうち半分と、かつお節を1パック分、出汁つゆとカレーを混ぜて加熱。うどんをゆでで湯切り皿に入れたら、でき上がったカレーをかけ、そこにかつお節と残り半分のトマトをトッピングして完成だ。好みで仕上げにネギをかけてもよいという。
記者も試しに作ってみた。かつお節の香りがグッと引き立って、普段口にするカレーうどんとは「食べる前からひと味違う」と感じた。特にトマトの酸味がクセになる。かけたてでふんわりとしているかつお節はもちろん、カレーがしみてもったりとしたかつお節と和えても相性抜群。無限に食べられそうだ。
ほとんどオーブン任せでおいしい
具材を追加する必要なし、ほとんどオーブンに任せるだけの「焼きカレードリア」のレシピは以下の通りだ。
【材料(1人前)】
具入りの冷えたカレー:1人前(お玉1杯程度)
ご飯:1杯
牛乳:50ミリリットル
バター:1かけ
チーズ:お好み
塩こしょう:少々
チーズ以外の材料を全て混ぜて耐熱皿に入れ、最後にチーズを振りかけたら、オーブンで8分焼いて出来上がり。手間をかけず、カレーが別の主食に「転生」する。
今回紹介したレシピで使う「具入りの冷えたカレー」は市販のルーをもとに作り、一晩保存した「二日目のカレー」を想定している。どうしてもという場合は、レトルトカレーでも代用可能だ。チャンピオンカレーが販売するチルドパック、レトルトカレーでもおいしくアレンジできる。同社公式サイトで他のアレンジレシピも公開中だ。