19年に大流行した「手足口病」だが
2019年に大流行した「手足口病」も大幅減だ。手足口病はウイルスの感染によって起こる感染症で、口の中や手足などに水疱性の発疹が出る。主に夏季に流行し、国立感染症研究所のデータによると、昨年7月22日~28日までの1週間での患者数が過去10年で最多となった。11年や15年にも夏に流行し、患者の数が急増していた。
ただ、今年はほとんどゼロに近い状態で、一度もグラフが上向きになることなく横ばい状態だ。
こうしたあらゆる感染症の予防策について、厚労省や同研究所は「手洗い」「うがい」「手指の消毒」「患者との接触を避ける」ことなどを推奨している。20年は新型コロナウイルスの流行により、多くの人が上記を実践するようになった。
直接的な関係は分からないが、もしかしたら新型コロナの影響で他の感染症が抑えられているのかもしれない。