伊藤潤二作品を稲川淳二が朗読する  「Wジュンジ恐怖の朗読会」、夢のコラボ実現

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   ホラーファンには見逃せない企画が実現した。怪奇漫画家として絶大な人気を誇る伊藤潤二の作品を、怪談界の巨匠、稲川淳二が朗読するというのだ。題して、「Wジュンジ恐怖の朗読会」。朝日新聞社が12月11日20時からユーチューブで無料配信する。

  • (C)ジェイアイ/朝日新聞出版
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朗読の後には二人の対談も

   夢のコラボレーションとなる本企画は、2020年8月にクラウドファンディング「伊藤潤二×稲川淳二 恐怖の朗読会を実現したい!」 で100万円を目標としてスタート。 12月18日の締め切りを待たず目標金額に到達した。

   朗読作品は、伊藤潤二傑作集のタイトルにもなった『路地裏』に決まった。「下宿先の塀に浮かびあがる人型の"染み"。調べてはならない、知ってはならない染みの秘密―。」(『伊藤潤二傑作集6 路地裏』)とは......。

   伊藤潤二ワールド全開の世界観、秀逸なラストシーンも評価の高い本作品。唯一無二の「稲川節」によってさらに恐怖が増すことになる。朗読の後には二人の対談も収められ、お互いに対する思いを語る様子などを楽しむことができる。

米国で受賞

   伊藤潤二さんの作品は国際的にも評価されており、『フランケンシュタイン』は19年に米アイズナー賞「最優秀コミカライズ(漫画化)作品賞」を受賞している。

   朝日新聞社はお堅い新聞社とされているが、「手塚治虫文化賞」を設けて長年漫画文化を称揚している。朝日新聞出版は、漫画に強かった朝日ソノラマを吸収、コミック関係の出版物も多い。『伊藤潤二傑作集』も刊行している。

   なお、クラウドファンディングは、 12月18日まで引き続き支援を受け付けている。支援者には「伊藤潤二のアマビエ」グッズが特典となっている。

【公式サイト】  https://jhorrorpj.exhibit.jp/
【公式twitter】  https://twitter.com/jhorrorpj

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