新型コロナ感染で医師国家試験受けられない 追試なし、歯科医師や看護師も

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   2021年2月6日~7日に行われる医師国家試験では、新型コロナウイルスに感染している場合には受験が認められず、追加試験も行われない。1月30日~31日に行われる歯科医師国家試験と、2月にそれぞれ行われる保健師・助産師・看護師国家試験も同様だ。

   20年11月18日~20日の厚生労働省医道審議会の医師分科会・歯科医師分科会・保健師助産師看護師分科会それぞれの審議での答申を経て、11月30日に医政局で正式に決定した。この方針が12月1日にツイッター上の一部で話題になり、受験生からは不安の声が上がっている。

  • 会場では検温やオンライン診察を実施
    会場では検温やオンライン診察を実施
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2度検温、抗原検査、医師のオンライン診察で判断

   厚労省の公式サイトで公開されている審議の資料によると、いずれの試験も、会場でサーモグラフィーカメラを使って検温を実施する。体温が37.5度以上の受験生には接触型の体温計により再検温。ここでも37.5度を超えていれば抗原検査を行い、新型コロナウイルスの陽性反応が出た場合にはオンラインで医師が診察する。

   診察を経て新型コロナウイルス感染症と診断された場合には、受験を認めない。ただ、37.5度以上であっても新型コロナと診断されなかった場合には別室で受験できる。一方、新型コロナのほかに、当日の体調不良などにより受験できなかった場合でも追加試験は行われない。

   J-CASTトレンドの取材に応じた厚労省試験免許室の担当者によると、今回に限らず例年でも追試は認めていない。理由として、長期間かけて専門性の高い試験問題を作成しており、追試のために新たに問題を作成することが困難だと明かした。

   ツイッター上では感染により試験が受けられず、「浪人」してしまうことを心配する声が出ている。東京都の大学6年生の医学生は追試が行われない措置について「人から聞いて知っていました。偽陽性もあり得るので心配です。マスクと手洗いを心がけます」と話した。

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