シャープ(大阪府堺市)が2020年12月1日、「マスク定期便サービス」を開始した。
同社は、マスク不足が深刻だった20年4月に「シャープマスク」抽選をスタートし、現在も毎週実施している。それに加え、毎月定期的に1か月分(30枚)のマスクを「送料無料」で届ける取り組みを始める。ECサイト「COCORO STORE」から申し込むと、三重工場のクリーンルームで生産された国産マスクを、抽選なしで欲しい時に手に入れられる。
ポストに投函で非対面受け取り
「マスク定期便サービス」には成人男性の利用を想定した「ふつうサイズ」、女性や小学校高学年以上の子ども向けの「小さめサイズ」の2コースが用意されている。初回発送以降は、約30日サイクルで毎月発送されるので、申し込み手続きを一度行えば、継続的にマスクが手元に届くようになる。郵便局のゆうパケット便で自宅ポストに投函されるため、対面で受け取る必要はなく、不在時に到着しても安心だ。
販売価格は、30枚入り1箱税込1650円。抽選販売で購入できるマスク(1箱50枚、税込3278円)と比べ、枚数が少なくなり、お手頃価格になっている。シャープ広報に取材すると
「50枚入りだと、1日に1枚使う計算で1か月半かかる。本サービスでは『定期的に』届け、また使ってもらうことが目的のため、この枚数と価格設定になった」
と回答が得られた。
複数人で暮らしている世帯や、日に何度かマスクを交換するような人は「1か月30枚」では足りないかもしれない。「マスク定期便サービス」は一人につき、各コース最大10箱まで申し込みできるため、毎月二箱、三箱入り用の場合でも安心だ。