必要性感じない社員も
機械系メーカーで経理担当の男性は、上司の判断でほとんど出社しており、「業務上のコミュニケーション不足はほとんどない」と話す。ただ、周りに在宅勤務をしている社員は多い。飲み会もできず、仕事以外での社員との交流は皆無だという。
「忘年会という場で業務以外の話もできたら仲良くなれる。職場でも頼みごとをしやすくなるというメリットもあると思います」
このように、普段コミュニケーションが取れている・いないを問わず、忘年会が親交の場だとして必要性を感じる新入社員はいる。ただ職場の空気によっては社員の考え方も異なる。
同じく機械系メーカーの営業職の男性は、研修期間後は出社している。「業務については会話できています」と話す一方で、「自分の職場は人間関係がドライ」だと、こう明かした。
「先輩などを見ていると、あまり飲み会がコミュニケーションに役立つわけでもなさそうです。忘年会がなくても、集まる機会がなくて寂しいかもしれない、と思うぐらいですね」