「鬼滅の刃」が各種ランキングを総なめだ。バイドゥ(東京都港区)が2020年11月24日に発表した「10代トレンド2020」で1位に。トレンダーズ(東京都渋谷区)が同日に発表した「ママトレンド2020」でも、ママ・キッズ・小学生部門で首位に輝いた。
今年の象徴ともいえる作品だけに、続々と「鬼滅グッズ」が登場している。なかには、ちょっと意外な商品も。
1年以上前から構想
子ども向けに、鬼滅の刃の「ランドセル」が開発された。クロスター(東京都台東区)は、2020年11月24日より「竈門炭治郎」と、「竈門禰豆子」モデルのランドセルの予約受付を開始した。
同社の担当者はJ-CASTトレンドの取材に対し、1年以上前から構想があったと明かした。作品が爆発的にヒットする前だ。担当者自身が見ており、何とかランドセルに落とし込めないかと商品化に乗り出した。
「ランドセルは学校で使うものですので、キャラをそのまま前面に出さず、モチーフやポイントを抜粋し、取り入れました。炭治郎だったら黒と緑の羽織や耳飾り、刀などのパーツで、ぱっと見アニメキャラのランドセルだと分からないようにしています」
完全受注生産のため、注文してから手元に届くまでに半年以上かかる。そのため、2022年度に入学する子ども向けだという。一般的にランドセル業界では年明けの1月末から3月にかけて注文が多くなるそう。「昨日(11月24日)の予約開始直後からばたばたと注文もいただきましたが、今後ますます注文も見込まれるかと思います」と話した。