焼いて、しょうゆやきなこで味をつけて食べるお餅。ご飯代わりとなるだけでなく、簡単におかずやスイーツにアレンジできる。
米菓の製造・販売を行う、もち吉(福岡県直方市)のツイッター担当者におすすめレシピを聞き、記者が実際に作ってみた。餅が、わずか3分で大変身だ。
切り餅をフライパンで焼くだけ
記者が勧められたのは、「ハニーバター餅」。1人前の材料は以下の通りだ。
切り餅:2個
バター:適量
はちみつ:お好みで
お好みアイテム:黒コショウ、粉チーズなど
まずバターをフライパンに敷いて、切り餅を袋から出して焼く。弱火~中火で3分程度、焦げないように時折ひっくり返す。これだけだ。
記者は人生で初めて、餅をバターに絡めて焼いた。相性を心配したが、香ばしいにおいに食欲をそそられた。こんがりとおいしそうな焼き目がついたのを見たときは、味付けせずにそのまま食べてしまいたくなった。
1個は、はちみつを軽くかけた状態で口にすると、しみこんだバターの優しい風味を感じた。ただ、黒コショウやチーズで味付けすると「ピザ」のような仕上がりになるのだ。2つのおいしさを感じられて、しかも飽きが来ない。
餅が酒のおつまみに
もう一つ、もち吉のツイッター担当者が「手軽に作れるおいしいレシピ」として紹介したのが「大根おろし餅」だ。1~2人前の材料は以下の通り。
切り餅:1個
大根:1/4
大葉:1枚
ポン酢:適量
切り餅を半分に割ってオーブンに入れ、焼き上がったものに大根おろしと刻んだ大葉、ポン酢をかければ完成。こちらも所要時間は賞味3分強で、ほとんどが焼き上がるのを待つ時間だ。
こちらは、さっぱり・あっさりとした味わい。「ハニーバター餅」を食べた後だったので、口の中の印象ががらりと変わり、箸が進んだ。酒のおつまみにも合いそうだ。
もち吉は公式サイト内の「#THE餅キッチン」ページに、おかずやおつまみ、スイーツなど100もの餅アレンジレシピを掲載している。他にも「あったかもちドリンク」や「キーマカレー餅」といった、意外な料理との組み合わせや、「夕飯の残りで、餅のせ麻婆豆腐」など、ひと工夫で立派な食べ物にする方法がわかる。20秒の短くわかりやすい動画で調理方法を伝えており、子どもから大人まで誰でも挑戦しやすいのが魅力だ。