東京ディズニーランド(TDL)と東京ディズニーシー(TDS)は2020年7月1日の営業再開以降、入園者数制限により、チケットの入手が困難とされてきた。ところがツイッターで11月17日、「ディズニーのチケット普通に在庫あるんだね」「11月のディズニーチケット普通にあるやんけ」といった投稿が見られた。
新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化して「第3波」到来と言われる中、ディズニーのチケット争奪戦にも影響が出ているのか。
チケット追加された途端に様子が変わった
11月18日昼ごろ、記者は東京ディズニーリゾート公式サイトのパークチケット販売状況ページを開いてみた。土日分は全て完売しているが、12月1日から12月18日までの間の平日分であれば、そのほとんどのチケットが売り出されており、購入可能だった。
毎週水曜日の16時には、1か月先の1週間分のチケットが新たに追加される。記者がページにアクセスした日も水曜日で、12月19日~25日分が該当した。チケットが追加され次第、土日分のチケットも購入できるのではないかと期待した。
ところが16時になった途端、様子が変わった。購入ページを開こうとすると「ただいまアクセスが集中しておりアクセスしにくい状態となっております」との表示。この状態が翌日まで続くことに。
19日昼ごろからようやく安定して接続できるようになったが、追加分のうち土日分と、クリスマスの25日分はTDL・TDS共に完売していた。ただこの時点では、クリスマスイブの24日分は購入可能だった。
ディズニーファンの女性に話を聞いた。
「1か月後の平日でもチケットが取れないことは、実際にあります」
ただ、完売でもキャンセルなどにより再販が行われることがあるという。11月20日午後現在、12月分の第1週と第2週の平日はまだチケットに余裕がある。これは11月11日の追加分が売り切れとなった後、16日に再販があったからだ。
コロナ急増...クリスマスはどうなる?
11月20日午後現在、12月25日分は完売したまま。24日も、TDLとTDS共に残りわずかで、TDSについては一度売り切れにもなった。ただ、前出の女性は、こう話す。
「再販や、日時変更によるキャンセルはあると思うので、完売表記後も購入できるチャンスは結構あると思います」
コロナ感染者の増加を受け、地方からの来園を控える動きがありそうだと女性はみる。一方で、クリスマスの来園客には学生や社会人のカップルが多い印象があり、関東圏のカップルからの人気については、新型コロナウイルスの影響は関係ないのではないかと続けた。若者の場合、「年齢的に自分は重症化しないだろう」との意識から来園に踏み切る人が多いのではないかとの推測だ。