「本来受けなくていい不当な抑圧」と気づいた
「#ラブタイツ」企画で言えば、防寒やおしゃれ目的で利用する「日用品」としてタイツを履いていたユーザーが、アツギの投稿から「タイツを履くと、性的な目で見られる」と受け止めて不快感を覚え、「怒り」をツイッター上で発露させている例がいくつも見つかる。
重枝氏曰く「怒りはインターネットで拡散しやすい感情のひとつであり、ひいては炎上につながりやすい」。今までは、心の内側で処理されていた性的な抑圧や違和感、「諦め」や「悲しみ」という感情について、「本来受けなくていい不当な抑圧だったんだ」と気づき、「怒り」となって外側に噴出しているという。それを他のユーザーが、賛同や共感の意味を込めて引用ツイートやRTを行い、拡散するのだ。
次回は、企業ツイッターの運用担当者がこうした怒りによる炎上を避けるために心掛けるべきこと、万一炎上した場合の対応を紹介していく。(第2回に続く)