劇場版「鬼滅の刃」無限列車編が、観客動員 1537万3943人(興行収入204億8361万1650円)を達成した。鬼滅の刃公式ツイッターアカウントが2020年11月9日、発表した。公開から1か月に満たない、24日で打ち立てた「偉業」。主人公ではないが、映画では中心キャラクターとして描かれている「煉獄杏寿郎」に注目が集まっている。
煉獄の活躍に心をつかまれ「映画館に通う」ファンが続出し、興行収入増に貢献しているようだ。トレンドワードには「煉獄さん200億の男」がランクインした。人気アニメ「名探偵コナン」に登場する、あのキャラをも上回る勢いだ。
同じ映画を20回、50回、n回...
「煉獄さんは安室透を超えたわけですね」
「安室の女があんだけ頑張っても100億の男にしてあげられなかったのに」
「安室透」とは、18年に公開された映画「名探偵コナン ゼロの執行人」に登場するキャラ。「日本を抱いた男」の異名を取った。
当時、熱狂的なファンたちが「100億の男にしたい」と足繁く映画館に通い、興行収入増に貢献した。ツイッターでは「#安室透を100億の男にしようの会」などのハッシュタグが生み出された。当時の投稿を探すと「20回以上」、「50回以上」同じ映画を鑑賞した人のほか、回数が数え切れなくなったのか「n回目」としているファンもいる。それでも、同映画の興行収入は「91.8億円」と100億に届かなかった。
それだけに、安室透を100億の男にするために奔走したと思われるユーザーは「安室さんを100億の男にさせてあげられなかったのが、煉獄さんにあっさりと敗れ、感傷に浸ってる...あぁ安室さんんごめんなさい」、「別に煉獄さんがどうこうとかじゃなくて安室さんを100億の男にしたかったな」と、今になって落ち込んでいるようだ。
煉獄のあまりの人気ぶりに、「鬼滅の刃」を知らないツイッターユーザーの中には、「煉獄さんて人が主人公なの?」と誤解する人まで出てきている。