2020年春に話題をさらった4コマ漫画「100日後に死ぬワニ」、流行語の候補に選ばれず――。2020年11月5日に発表された、「現代用語の基礎知識選2020ユーキャン新語・流行語大賞」の、ノミネート30語に入っていなかった。
「100ワニ流行語に居なくて、あぁ...みたいな感情になってる」
「100ワニあんなに流行ったのに何で流行語ノミネートすらされてないの?」
グッズ情報アカウントと化したSNS
「100日後に死ぬワニ」は、漫画家のきくちゆうきさんが自身のツイッターで連載し、大きな注目を集めた。20年3月に完結して以降も、多くのメディアがその反響を取り上げ、書籍化やコラボカフェ開店と人気は続いていた様子だった。
漫画完結から約8か月。ツイッターには流行語大賞候補からの落選を惜しむ声のほかに「100ワニ、存在自体忘れてた」との書き込みが。最近では話題性が薄れたのは事実だ。それでも「100日後に死ぬワニ」は、実は今も密かに「活動」を続けている。
まず、公式ツイッターは現在も運営中だ。ただし、投稿のほとんどがグッズの宣伝で、数か月前からグッズ情報アカウントと化している。なお流行語大賞候補が発表された11月5日のツイートは、何もなかった。
公式インスタグラムも開設されているが、こちらは20年11月6日時点でフォロワー数400人強。ツイッターと同様に、時候の挨拶を除いてほとんどがグッズの宣伝投稿となっている。