サントリー⾷品インターナショナル(東京都中央区)が2014年から実施する、特定保健⽤⾷品および機能性表⽰⾷品の飲料に関する消費者飲⽤動向調査。20年の調査結果は10月23日に発表された。
新型コロナウイルスの流⾏に伴い、結果から新しい⽣活様式における健康への意識や⾏動変化がみられたとしている。
「朝食をきちんととる」前年比で顕著に増加
まず、新型コロナの流行で、健康に関する意識に変化があったか。「健康リスクは誰にでも起こりえると思うようになった」(64.3%)が最多だ。次いで「⽇頃から、病気にかかりにくい⾝体づくりが⼤切だと思うようになった」(62.3%)が挙がった。
体型に関する項⽬では、「⾒た⽬の改善よりも、健康的な体型を維持したいと思うようになった」(37.1%)との回答が多かった。
実際に健康のためにしていることは何か。「朝⾷をいつもきちんととるようにしている(32.1%)」、「⼗分な休養をとる(31.0%)」、「サラダなどの野菜から⾷べるようにする(29.5%)」との回答が多かった。「朝⾷をいつもきちんととるようにしている」は、前年の調査結果と比較してとくに割合が増え、他の項目よりも顕著に変化が見られた。
同社は、企業の在宅勤務の推進や休校措置などにより、在宅時間の増加で朝⾷需要が増加傾向にあると分析。時間のゆとりから⾃宅で朝⾷をとる傾向が⾼まっていると推測している。