10月22日は「アニメの日」だ。日本初のカラー長編アニメーション映画「白蛇伝」の公開日1958年10月22日にちなみ、日本動画協会が2017年、制定した。
アニメファンの間ではもう一つの「記念日」でもある。テレビアニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」第128話「城之内死す」の放送日だったのだ。
勝敗が読めないギリギリの状況だったのに
「今日は、かの有名な『城之内 死す』放映日です」
「アニメの日が城之内死す放送日なのうける」
「今日は......アニメの日らしいです!あの有名な城之内死すも10月22日放送だったらしいですよ」
こうしたツイートが多く投稿されている。「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」は2000年~04年に放送されていた。第128話が放送されたのは02年で、18年前の出来事だが、今でも覚えている人が多い。最終話ではなく、拡大版でもなかった。それがなぜここまで注目を集めることになったのか。
理由は、前話にあたる第127話ラストに流れた「次回予告」にある。当時、アニメではキャラクターの「城之内克也」と「マリク・イシュタール」が、カードを使ったバトル「デュエル」で、互いに一歩も譲らぬ死闘を繰り広げていた。戦いの結末がわからず、視聴者がハラハラしているところに突如、こんな予告が流れたのだ。
「お願い、死なないで城之内!あんたが今ここで倒れたら、舞さんや遊戯との約束はどうなっちゃうの?ライフはまだ残ってる。ここを耐えれば、マリクに勝てるんだから!
次回『城之内 死す』 デュエルスタンバイ!」
第128話タイトルが読み上げられたことで、無慈悲にも城之内が負けることが一足先に判明してしまったというわけだ。