宿泊者限定で「朝のおつとめ体験」
寺との一体型ホテルならではのイベントも。宿泊者限定で朝6時50分から、隣接する本堂で「朝のおつとめ体験」ができる。この日、早朝にも関わらず男女約20人が参加しており驚いた。厳かな雰囲気の中、住職の読経が始まると参加者は順に焼香。読経後は住職が参加者の無病息災や、先祖の供養を祈願し終了。記者も、不思議と清らかな気持ちになった。
住職の光山公毅氏は取材に対し、おつとめでは新型コロナウイルスの終息も祈念していると話した。「(コロナの情報に)過敏になりすぎず、いつか必ず終わると思いながら過ごしてほしい」と、アドバイスをくれた。
おつとめ体験の後はホテル内のレストランでこだわりの「朝食」が楽しめる。メインは3種類から選べ、記者は「天ぷらと鯛茶づけ」をチョイス。コメは京都丹波産のコシヒカリを使用。そのほか生麩やだし巻き、焼き魚、京漬物など、京都の味覚を存分に味わえる。どれも優しい味わいで、色鮮やかな配膳と十分すぎるボリュームに大満足の内容だ。
こちらは福岡県のディー・ディー・カンパニーが運営するレストラン「僧伽小野京都浄教寺」で、宿泊者でなくても利用できる。昼食と夕食にはまた違ったメニューが提供されているとのことだ。