2018年ごろから不適切使用報告、何度も直接注意
ケロリン桶の不適切利用に関する注意喚起は、「実はこれが初めてではない」と北村さん。同様の事例は2018年ごろから報告されており、これまでに直接注意を行った企業は30社以上、店舗については50店舗以上にのぼるとのこと。
「最初に注意したのは飲食チェーンを展開する企業でしたが、先方ははじめ『なんでやめなきゃいけないの』という態度でした。その後も1、2か月にわたって何度も注意し、いよいよ裁判に持ち込むと警告した段階で、先方もようやく不適切利用をやめました」
しかし、その後もケロリン桶を食器として使用する飲食店の報告は後を絶たず、今もたびたび目撃情報が挙がっていると北村さん。「いよいよ直接注意して回っていたのでは追い付かない」事態になってきたと考え、今回の注意喚起に至ったと経緯を明かした。
飲食店側には、実際に健康被害が出てしまう前にやめてほしいと、強く呼び掛けた。